どっちでもないしどっちでもいい "NICENESS" -RON-
30s~50sのフレンチワークの生地を再解釈して現代的に作り変えたコットンリネンのポプリン生地を用いたワークシャツタイプのシャツジャケット、RON
NICENESSらしく、緻密な研究とこだわりが詰まったヴィンテージを凌駕する生地、だと思う。
"縦糸 に細番の綿双糸を、横糸に細番単糸のリネンを掛け合わせ高密に 織られたビンテージな雰囲気のあるワークシャツ。型はガチャポケ仕様のアメリカンテイスト香るワークシャツですが、フレンチ感ある生地やシルエット等、カジュアル過ぎない多国籍かつ綺麗 目な風貌に仕立てています。"
ブランドからの説明はこうだ。
僕はこのシャツが、いわゆる「フレンチ」的なものなのかはよくわからない。
生地だけとってもそう思う。
ディティールだけ見たら、「アメリカ」
的に見える。
いわゆる40s~50sのアメリカのワークシャツに見られる「ガチャポケ」のディティール。
バックヨークに走るトリプルステッチもワークを香らせる。
古いシャツに見られる猫目ボタンもかわいい。
飴色のボタンも好きです。
襟型も古いディティールのシャツらしいカーブした襟がかっこいい。
ポケットの端につくカンヌキ留めの"N"の茶目っ気もNICENESSらしさを感じる。
コットンリネンの生地の粗さはヴィンテージ感も感じさせる。確かにフレンチワークの古い物に見られるもののような気もする。
ボクシーなシルエットもどちらかといえばヨーロッパ的?
ただ、そのイメージはブランドの説明文を読んだからであって、本当にそうなのかは怪しい。
結局、このシャツはフレンチ的でもアメリカ的でもない気がする。
そのどっちでもない。
感じられるのは"NICENESS"的でしかない。
NICENESSの服は、どんなものをリファレンスにしても「NICENESSが作ったものだ」と感じられる強さがある。
どこまで行っても、NICENESSのデザインチームが込めた"Just good is good"の想いが表に出てくる。
このシャツを手に取る誰かが、NICENESSの想いを感じた上で、
フレンチでも、アメリカでもない、新しい解釈をしてくれればいいと思います。
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菊池健斗
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