ピントがずれてる

 




   "from Antique" POP UP


12/3(Fri.)~


こんにちは、
kirettoの菊池です。

既視感があるのに、よくよく考えると初めて見るものが古着に限らず洋服全般にはよくある。
この素材のこういうのなんて、探せばすぐ出るでしょー、似たようなものってあるでしょー
と思っていても、実は全然なかったりする。
そして買わなかったことを後悔...なんて経験は誰でも、何度もあると思う。
だからこそ、その場のノリが大事だったり、誰かの一言が必要だったりする。





ありがちに感じるモールスキンのコート。
よく見るフランスものより青みが強いような気がします。
どうやらイタリア海軍のもの、らしい。


写真では分かりづらいけど、紺のような、青のような。中間の色味。
陽光の下では青。蛍光灯の下だと紺感が強まる。

ゆーみんはこれを初めてみたと言っていました。
えー、こんなのよくあるっしょーと思ったが、調べてみると全く出てこない。
生地の話とか、これを見つけた時の話とか、聞いていると、急に欲しくなる。
ぱっと見でいいねとは思っていた気もしなくもないけど、本当にそうだったかは、謎。


服を見るときピントがボケていて良さがわからないことがある。
誰かが言った一言でピントが合った瞬間に、急にカッコよく見えたり、強烈に欲しくなったりすることがある。
そういう時の買い物は、概してやっちゃった感と共に幸福感がある気がします。

そういう仕事ができればいいなぁって、思います。


菊池健斗


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