大事なのはそこじゃなくて

 




 "from Antique" POP UP

12/3(Fri.)~


こんにちは

kitrettoの菊池です。

1週間(暫定)のエクストラターンをもらえたことですし、
気になっているあれこれについてゆっくり話したいなと思います。


昨日も言っていた黒シャンのアトリエコート


40s/50s
"Black Chambray" Atelier Coat Dead Stock








画家や教師などの方に愛用されていた、らしい。
ものが入れやすい傾斜のついたスラントパッチポケット、
シルエットもゆったりしすぎないくらいで仕事着としてのコートの機能性は確かに高そう。




この時代のワークのものは袖が結構前振りになっています。
人の体を考えた形というか、動かした時に違和感なく全体がついてくるようになっている。
もう少し年代が浅くなると、機械で量産するのに都合がいいため横に真っ直ぐつけただけの袖になっていたりするものもある(それはそれでよく見えたりすることもあるけど)

単純に古いからいいとかじゃなく、直感的にカッコよかったら手に取ってみて、その後色々調べたり聞いたりすると面白いです。

あと、ずっと黒シャンって言ってますが、正確にいうとシャンブレーではなくダンガリーの生地。
経糸と緯糸が逆になるのと織り方が違います。

シャンブレーは縦に色糸、横に白糸の平織り
ダンガリーは縦に白糸、横に色糸の綾織

...

なんていう蘊蓄もたまには話したいですが、長くなりそうなのでやめます。




双方とも、切り取られたりしがちなベルトももちろん活きたデッドストック。
肩が少し出る印象になりますが、着込めばもちろん柔らかく落ちるようになる。

歴史の蘊蓄だったり、状態や年代の話だったり、徒然書きましたが
最終的に大事なのはそういうことじゃなくて、このコートが雑に着てもかっこいいライトなコートだっていうこと。
下に暖かいものを着るだけでもいいし、上からベストを重ねてもいい。
薄手のウールのコートの上から羽織れば風避けになって暖かいし、デリケートなコートがバッグで擦れるのを防いだりもしてくれるでしょう(やったことないけど)

普通に着るだけでももちろんかっこいいんですが、アイデア次第でいくらでも映えるコートです。

直感的な美しさやかっこよさとか、アイデアとか、セレクトショップとしてオープンしているkirettoでヴィンテージのイベントをやるのはそういう部分で選んでほしいなぁーって思っているからというのもあります。


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菊池健斗


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