退廃の美 "O'DEM" -Vintage Pakistan cotton Tee print-



            "O'DEM" -Vintage Pakistan cotton Tee print- 



破滅的なものや退廃的な美しさに惹かれます。


リペアの入ったデニム、ワークパンツ、

裂けたシャンブレーシャツ、

ペンキまみれのジャケット、

そして、薄くなったTシャツ、ボロボロのスウェット...




"O'DEM"  - Vintage Pakistan cotton Tee Print -
size M/L/XL
¥9,900(intax)



O'DEMのデザイナー、中村さんから提案された70-80sの"パキ綿"のTシャツ。


僕が選んだのはO'DEMの展示会に並んでいた依田直之氏のドローイング

依田さん、元気かなぁ。(依田さんについては→https://www.naoyukiyoda.com/select-work


並んだ三人は


・serge gainsbourg

・Jane Birkin

Brigitte Bardot

の三人。


華やかで、破滅的で、

芸術的で、退廃的

な姿は真似はできないけど、その分、一層憧れるような。







古着に明るい方は聞いたことはあるだろうパキ綿ボディ。

70-80年代に、バンドTシャツなどのコピー品製造のために用いられた
パキスタン製のコットンTシャツ。

一言で言うなら、「粗悪」に尽きる品質。

ペラペラで柔らかい、織りが不均一なので斜行する生地で、よーく伸びる。

ただその独特の風合いで、後年評価されて人気が出たという、なんともまぁ、変なボディ。

肩幅と身幅の大きさなんて、ほぼ同じ。袖が真っ直ぐくっつけられてるだけ。

サイズはピタピタ気味で伸びてフィットするくらいの感じです。

175cmの私で、
Mがピタピタ、Lも最近の風潮よりはタイトめ、XLでちょいゆとりあるくらい。


昨今の

「ヘヴィーオンス/型崩れしない/ビックシルエット/高品質」

のカットソーの流れに須く逆行するパキ綿のTシャツ。





その「粗悪さ」が好き。

よれよれ、ぐにゃぐにゃ、ちょっとボロい。


自分の中で「退廃的な美」の象徴みたいなゲンズブールが、

後年「退廃的な美」として評価されたパキ綿のTシャツにシルクスクリーンで刷られている。

また着込んで洗い込んだ時に斜行して、プリントが薄くなってきた時に、新たな美を見出させてくれる予感がする。


そう言う意味でも、プリントとボディがマッチしている気がして、

仕上がりをみて妙にしっくりきました。





Inevitable encounter and farewell

(必然的な出会いと別れ)

everything happens for a reason

(全ての出来事には意味がある)



と言うわけで、数奇なkirettoとのめぐりあいを記念して、

一枚手にとってみてください。



"O'DEM" -Vintage Pakistan cotton Tee print-




菊池健斗



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