無頓着に頓着 "ENCOMING" -TWO POCKET SHIRT JACKET-

 






僕は胸元を開けて着るシャツが好きだ。

それこそ気取ったイタリア人くらい胸元をはだけさせて着るのが好き。


日本でやるとキザすぎるくらいにやりすぎなくらいやりたい。

胸毛が生えてたらそれはそれでよかったかもと思うくらいにはやりたいが、残念ながら胸板すらもない僕がやると過剰にだらしなくなる。

つまるところ、上品なシャツをそのくらい崩して着るのが好き。

それで、ジャケットに革靴とか...




"ENCOMING" -TWO POCKET SHIRT JACKET-

SIZE M

¥39,600(intax)




ENCOMINGの開襟シャツ。

70sぐらいのUS ARMYのシャツをモチーフにした、
フラップ付きの大きなポケットが胸元に2つ。

生地は経糸にリネン、緯糸にシルクネップの糸を配した、涼しげで柔らかい、ざっくりとした風合いの生地。

"SHIRT JACKET"とあるが、僕はこれを単純な緩いシャツとして着たい気分。




低めで広いバックヨークが後ろ姿をよりざっくり、男らしく魅せてくれる予感。

ただ、全体的にざっくりとした風合いな反面、縫製は丁寧で針目が細い。
ただゆるくてざっくりしたシャツを着るなら、古着でいいんだから、細部にこだわる。
作り手の矜持。





あまり見ない小ぶりの飴茶色のボタンも上品でこだわられた印象。

オープンカラーの緩いシャツ/リネンシルクのネップ生地

だけ聞けば、相当にざっくりとしたカジュアルさを思い浮かべてしまうけど、その分細部にはこだわる。




裾も単純なボックスカットじゃないからいい。

真っ直ぐカットしてたら、きっと味気ない。



つまり、無頓着に見えて、相当に頓着されたシャツ。

セルジュ・ゲンズブールの無精髭や、雑にカットされたデニム、テキトーに開けられた胸元が、実は計算され尽くした彼の美学だったように...


「こだわってないように見せてこだわっている」

なんていうノンシャランは、口では言えるけどなかなかそこまではできない。

ざっくばらんに見える人ほど、実直だったりするものですよねぇ。



"ENCOMING" -TWO POCKET SHIRT JACKET-


菊池健斗



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