自由のブラウス、シャツ、あるいはジャケット "refomed" -OLD MAN BLOUSE KHADI COTTON for kiretto-
"refomed" -OLD MAN BLOUSE KHADI COTTON for kiretto-
みんな口々にいう「ファッションは自由だ」と
ファッション業界、特にメンズの重鎮たちはいう「ファッションは不自由だと」
僕は思う「ファッションは不自由だけど、もっと自由でいい」と
19世紀末のデニムジャケットの原型となる"デニムブラウス"
当時の縫製技術ではタックが作れずギャザーが入っていたことを着想源にした
refomedの"OLDMAN BLOUSE"
このジャケット?シャツ?いやブラウスを初めて見た時に、自分が着ていたLEEのウェスターナーを掛け合わせたらどうなるか?がこの別注の始まり。
自由云々は、届いてからなんとなく思ったこと、なので、初めから考えていたわけではない。
ただ、デザイナー、安藤くんの発想の自由さと、
その源にある、安藤くんのおじいちゃんが巾着袋と身一つで東京下町に繰り出し、自由と成功勝ち取らんとしたことは、refomedというブランドに通底する一つのテーマだ。
そこにたまたま、自分が今シーズンに集めていた生地である"カディ"の太番手の生地を提案した。
インド独立の象徴、ガンジーが自由と自立を求めて布教したカディを当てたのは、もしかしたら偶然ではないのかもしれない。
オリジナルの"OLDMAN BLOUSE"がシャツ縫製であるのに対して、軽やかながら厚みのある生地、トラッカージャケットを意識した今回の別注は、岡山のデニムジャケット工場に縫製を依頼した。
ボタンもくすんだ金色のタックボタンに。
シワ感が出るウォッシュ加工を施してある。
refomedのアシスタント、ヨシザワくんは、シワが取れないと言って数時間スチームをかけ続けていたらしい。かわいい。
薄いカディのシャツに合わせてみる。
同じカディと呼ばれる生地でも、全く違う生地でコントラストが出て面白い。
多分、真夏にシャツとして着ても大丈夫な軽快さのある、空気を孕む生地と形。
秋冬にインナーとして着ても良さそうだ。
結局着方も自由。
マインドも自由。
ただ、自由な発想でこの一着に向き合わないと、
ジャケットなのか、シャツなのか、ブラウスなのか、考え込んでしまいそう。
早起きしたせいで今頭がふわふわしている僕はこの辺りで筆を置いて、
あとはこのブラウスをお渡しした方々に委ねようと思います。
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菊池健斗
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