アイロニーの靴、なのか? "PETERSON+STOOP" -V1 LOW WAVY Vibram-








イカれた靴。







この靴が

「90年代に大流行したスニーカーが大量廃棄されることを問題視」

した

「サステナビリティについて訴えかける」

プロダクトであるか否かは、正直どうでもいい。





はたまた


「革靴と同じ吊り込みなどの作業工程を得て、ストームウェルト製法を用いられた」

から、この靴が気になってしまうのか。

と言われれば、そんな気もするがそうではない気もする。

確かに、手仕事を伴った"クラフト感"のあるプロダクトが、
大量生産のナ○キの大定番に当て込まれていることへの強烈な違和感はある。






ただ、この靴が、見れば見るほど惹きつけてくるのは、

きっと

「既存の枠組みに当てはまらない一足」

だから。

「革靴の見た目で履き心地はスニーカー」
の快適性重視の売り文句にはもう食傷気味だ。

ただ、その逆はもう何のためにやっているのかわからない。
まぁ当然、快適性のためにやっているわけではないから。





だからこの靴は、同様の理由で

「サステナビリティを訴えかける」

ことがテーゼになったものでは、断じてないだろう。

大量生産、大量廃棄されるはずだったものに、
新たな命を、途方もない労力を費やして吹き込む

"皮肉"が、彼女たちが思うカッコよさの一つの解釈だったんだろう。






まぁきっと、「皮肉がかっこいい」なんてことを言わされている僕も、

PETERSON+STOOPの手のひらの上で踊らされているんだろうな。




スニーカーとして付き合うか、革靴として付き合うか

あなたなりの付き合い方をしたその先に、PETERSON+STOOPの本心が見えてくる。

ような気がする。








菊池健斗


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