アイロニーの靴、なのか? "PETERSON+STOOP" -V1 LOW WAVY Vibram-
イカれた靴。
この靴が
「90年代に大流行したスニーカーが大量廃棄されることを問題視」
した
「サステナビリティについて訴えかける」
プロダクトであるか否かは、正直どうでもいい。
はたまた
「革靴と同じ吊り込みなどの作業工程を得て、ストームウェルト製法を用いられた」
から、この靴が気になってしまうのか。
と言われれば、そんな気もするがそうではない気もする。
確かに、手仕事を伴った"クラフト感"のあるプロダクトが、
大量生産のナ○キの大定番に当て込まれていることへの強烈な違和感はある。
ただ、この靴が、見れば見るほど惹きつけてくるのは、
きっと
「既存の枠組みに当てはまらない一足」
だから。
「革靴の見た目で履き心地はスニーカー」
の快適性重視の売り文句にはもう食傷気味だ。
ただ、その逆はもう何のためにやっているのかわからない。
まぁ当然、快適性のためにやっているわけではないから。
だからこの靴は、同様の理由で
「サステナビリティを訴えかける」
ことがテーゼになったものでは、断じてないだろう。
大量生産、大量廃棄されるはずだったものに、
新たな命を、途方もない労力を費やして吹き込む
"皮肉"が、彼女たちが思うカッコよさの一つの解釈だったんだろう。
まぁきっと、「皮肉がかっこいい」なんてことを言わされている僕も、
PETERSON+STOOPの手のひらの上で踊らされているんだろうな。
あなたなりの付き合い方をしたその先に、PETERSON+STOOPの本心が見えてくる。
ような気がする。
菊池健斗
kiretto ーv
東京都町田市原町田4−22−16 武藤ビル202
TEL(042-785-5862)
MAIL(shop@kiretto.shop-pro.jp)
ONLINE
↓
INSTAGRAM
↓
コメント
コメントを投稿