本来ならば、着たくないもの "refomed" -OLD MAN KNIT BIBS-
ベストというファッションアイテムは本当に偉大。
基本的には本来着る必要がないものを着るというアイテムなんだから、どんな時てもどんなふうに着ていても、ベストを着るという選択はファッション的だと思う。
個人的にはだからこそ難しいというか、おしゃれしてる感が落ち着かなくて、
どちらかというと苦手なアイテムでもあったりする。
ただ、徐々に外に出たい世の中の状況も、気温もあって、「おしゃれなこと」がしたくなっている。
というわけで、ベストを着たい。
ざっくりした綿糸のニットベスト。
アームホールも広いダウンショルダーなので誰でも可愛く、どんな時でも着られるベスト。
ただ、デザイナーの安藤くん曰く
「ビブスです!」
らしい。
中心部分だけ編み地が細かく、それ以外は編み地が粗くなるこのベスト、いやビブス。
センターだけ透け感が薄めなのでそれを活かした着こなしも期待できる。
普通の白シャツに合わせてももちろんOK。
白シャツにベストだと端正に見えがちだけれど、ダウンショルダーとザックりした編み地のおかげて一気に砕けた印象になるビブス。
めちゃくちゃ洒落たタンクトップみたいにも見える。
個人的にはあまりしない着方だけど、大きいベスト...いや、ビブスだからジャケットの上やコートの上から着ることもできる。
こんなに用途が広くて何とでもできる一枚だから、僕みたいにベストを着たいと漠然と思っている人にはピッタリだ。ビブスだけど。
そもそもこのべ...ビブスは、工事現場などの組分けで使われるビブスを着想源にした、ワークウェアをテーマにするrefomedらしいアイディア。
僕もバスケ部だった時にゲーム練習などで着せられていたが、無理やり余分に着せられる通気性の悪いポリエステルのビブスはすごく不快だった覚えがある。
そんな「本来ならば着たくないもの」をこんなに「工夫を凝らして着たいもの」
に昇華させた安藤くんの自由なアイデア。好きです。
悩んだらとりあえずTシャツの上でも。
というわけでこのベスト、じゃなくてビブス、
これからの季節のおしゃれにベストな選択ではないでしょうか。
ビブスだけど。
菊池健斗
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