チェック、ニット、アート "ENCOMING" -KITTED BOX SHIRT-
チェックシャツ、好きなんだけど数シーズン、なかなか買ってない気がする。
昔はそれだけで店ができるんじゃないかってくらいチェックまみれだったんだけどなぁ。
素材とか、表現とか、面白くて綺麗なものだったら欲しい。
と思ってました。
部位によって手触りも全然違う。
ウールの柔らかくて撫で続けたくなる質感。
ナイロンやポリの硬質でシャリっとした質感。
コットンの慣れ親しんだ質感。
全てが一気に肌に触れる、ENCOMINGのニットシャツ。
ニットシャツにもニット寄りのものとシャツよりのものがあるけど、これはシャツ寄り。
裾のカッティングや、袖のギャザーが特にシャツ的。
でもフロントの大ぶりなシェルボタンはカーディガンっぽい。
そしてチラリのぞく私の生足。
引きで見るとフツーのシャツに見えなくもないけど、
あったりなかったりするシアー感が明らかに違う雰囲気を出してくれる。
近づくと、凹凸感や透け感、微妙な色の切り替えが飛び込んできて、脳がちょっとバグる感じ。
「これ何?」
と聞かれること請け合い。
「セルジュ・ポリアコフって知ってる?そこからインスピレーションを...」
なんて言えば一歩間違えば煩いかもだけど、
一見してただのチェック柄にそんな意味合いが込められているとしたらグッと来る。
親しみやすいアート、今まで知らなかったポリアコフが、ニット地の上で雄弁に語る。
ウェアラブルなアート。
ゆったりボックスシルエットなのでシャツの上からカーディガン的にも着られるし、
なんなら今からTシャツはタンクトップの上から着てもありな質感。
風は抜けそうだし。
"日常とアートの境界"
とはよく言ったもので、一番身近で、時折アートを感じさせてくれる1着になるんじゃなかろうか。
菊池健斗
kiretto ーv
東京都町田市原町田4−22−16 武藤ビル202
TEL(042-785-5862)
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